愛たくて~あいたくて~
プール=水着



何故か皆のテンションは上がってて


でも朝の出来事を思い出すと俺は素直には喜べなくて



『お待たせ』



そう言いながら女性陣が現れた



『似合うじゃんか』


睦月が未菜に



歩がすみれに


霜月が寂しそうにしてたから


『似合うよ』


そう言ったら


『ありがとう』


笑いながら言ってくれた



そのまま何故か二人組で動く




きっと今なら俺と霜月もカップルに見えるのかななんて考えてしまう


俺はやっぱりバカなのかな…



『何かいいね皆で来ると』



『ああ…てか久しぶりだなプールとか』


『え?』



霜月は俺の言葉に驚いたのか不思議そうに俺を見る



『ほら俺んち片親だからさ夏休みはいつも家で何処にも出掛けれなかったし』



『そうなんだ』


霜月は納得したかのように俺をまた見た

『ああひどい時は未菜はばあちゃんち家には俺一人みたいにだから良く友達呼んでたよ』



『そっか…』



何故か霜月は切なそうに笑って聞いてるし



『まぁうちは睦月が来るようになってから明るくなったけどな』


なんて笑う



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