愛たくて~あいたくて~
そんなすみれに俺は答える


『いやそんなことないよ』


『そっか…でも葵が祐季先輩関係以外で男と仲良くしてるのが珍しくて…』


『それはすみれとか歩と仲良くしてるからじゃないの俺が』


『でも睦月とはあんまし話さないよ』


確かに睦月と話してる霜月を見たことはない


でもそんなに深くは考えなかった



『ん~そうなの…でも歩とも普通じゃん』



『俺は祐季先輩絡みだから』


『そうなの?』


『ああ…中学の生徒会メンバーだし』


『ふ~ん』


『なになに?』


睦月が途中で話に入ってきた


『葵の話し』


歩が睦月に言うと


『ああ昨日話してたやつか…』


『昨日?』


そう聞き返す


『そうお前が買い出し行くことになって出ていったらすぐに霜月が私もやっぱり行くって走って行ったんだよ』



『そうなの?買いたいものがあったからじゃないの』



『愛ちゃん…』


『はい?』


睦月も歩もすみれも皆声を合わせて


『バカ』


そう言われた



『何がだよはっきり言えよ』


皆が意味解らなくて聞く



『だから葵いるものあるからって何か買ってた?』


すみれに言われて考える


確かにお菓子は買ったけど悩むくらい決まらなかったのだから違う気がする


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