愛たくて~あいたくて~
俺は一人でずっと考えながら先輩の曲を聞いた





一番耳に残った曲は


〔春風〕


[片想いの歌た

友達の時間が長すぎて気持ちを伝えれず気付けば相手には大切な人が居た

でも気持ちを消せず想い続けてる
どんなに好きでも相手の幸せしか応援出来ずにいつしか彼女の涙を拭える日が来るのを願う曲]



何度も何度も曲を聞くたびに『歌いたい』そう思ってしまった



夕方出掛けていたらしい未菜と睦月が帰って来た



『ただいま』



『おかえり』



『あ…愛ちゃん…大丈夫?昨日は疲れさせちゃった?』



なんて睦月が心配そうに来るから昨日の夜中の事を話した



『なぁ睦月…俺やろうと思うんだバンド』


素直に今の気持ちを伝えた俺に



『そっか…いいじゃん愛ちゃんがしたいなら』



やっぱり睦月らしい
睦月も母さんと一緒でいつもそう言ってくれる



『ありがとう…何か迷い消えたよ』



『おう…でも俺の相手も忘れずしてよ』

なんて笑うから


『わかってるよ』


って答えた




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