愛たくて~あいたくて~
少しだけ話して俺は霜月を見ながら言う


『なぁ寂しいときはいつでも来いよ…
俺が居なくても母さんも睦月も未菜も居るだろうし
もう気にせず来ればいいからもちろん連絡無しでも大歓迎だしな』




『うんありがとう』

『もう霜月は母さんから見ればきっと家族の一員だしな』



『そっか何か嬉しいな』


霜月は笑いながら言う


そんな霜月に俺も笑顔になる


霜月はそんな俺に聞いてきた


『あのさ如月くんバイトは夏休みで辞めるの?』



『いや続けようと思ってるよ』


『そっかぁ』



俺の返事に寂しそうな顔になる霜月



『どうした?』



『いや私もバイトしようかな…』


『なんで?』


『みんなバイトしてるし…暇じゃん皆が居ないとき…お金も必要だしね』


『じゃあ未菜の家庭教師しないか?』


母さんが前俺に未菜の勉強を見ろと言っていたのを思い出した


でも教える時間がなくて母さんと話した結果家庭教師を頼む事で話は落ち着いた


多分霜月がしてくれたら母さんも未菜も安心だと思ったからそう言ってみた





< 73 / 306 >

この作品をシェア

pagetop