愛たくて~あいたくて~
『未菜ちゃんの?』

霜月は聞き返す



『あぁ多分母さんも霜月なら安心だと思うし母さんに話してみるよ』



『本当にいいの?』


霜月は嬉しそうに言う


『まぁ霜月が嫌じゃ無ければだけどな』

なんて笑うと



『うん…やりたい私でいいならやらせて家庭教師』


もう嬉しそうに言う霜月が可愛くて


『わかった言ってみるよ』


そう答えることしか出来なかった



『本当…ありがとう』


そんな霜月に素直に話してみた


『なぁ霜月俺なバイトもバンドも頑張ろうと思うんだ…母さんは辞めたくなったらやめればいいって言ってるでも何処まで出来るかやってみようと思ってる』



『うん…凄いね如月くん』



『いや凄くないよ…今まで逃げてたから…』


『え?逃げてた?』


まぁ正確には今もまだ逃げてんだけど…


『俺の父さんはモデルしてたんだ…結構人気で中学のころから何度かモデルの話しは来てたでも父さんの存在が大き過ぎて怖かった』


『そっかぁ』


霜月は真剣に聞いてくれていた



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