愛たくて~あいたくて~
だから俺は隠しきれずついしゃべりすぎたのかも知れない



『それにバンドも一回は辞めたんだ先輩と一緒の時は楽しかったでも先輩が辞めてどうしたらいいかもわからなくて周りはバンドで歌ってる俺が好きとか言うし付き合ってもすぐに思ってたのとは違うってフラれる…だから目立つ事はしなくなったし好きって気持ちもわからないくなったから』



霜月は俺の話しを頷きながら聞いていた


『でも今は違う父さんを越えたいしバンドもちゃんとしていきたい…伝えたい人が居るから…伝えたい気持ちがあるからやって行こうって思うんだ』


『がんばってね…私応援してるね』



『ありがとう俺今なら解るんだよ人が人を好きになる気持ちが…それが誰にも止められないって事もなんてな』


言い過ぎた…そう思ったから笑って誤魔化してたけど霜月は解ってなかった



俺が伝えたいのが霜月だってこと



でもいつか伝わればいい


伝わるまで俺は俺のやり方で頑張ろうと思えた



しばらく話して霜月は未菜の部屋に戻った



翌日からもバンドの練習は続いた


霜月は未菜の家庭教師のバイトを始めた


母さんに話すと凄く喜んで賛成してくれた


未菜も喜んでた



だからか夏休み最後の日まで霜月は泊まり続けた





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