愛たくて~あいたくて~
チャイムがなり今日の授業は終了




やっと帰れる



そう思いながら帰り支度をする俺に彼女が話しかけてきた



『如月くん…クラス委員頑張ろうねこれからは色々とよろしくね』




笑顔の彼女


霜月さんとは逆に俺はだるそうに答える



『あぁよろしくな』

それを見ていた睦月が俺の頭を叩きながら



『こいつ愛想なくて悪いな…こんな奴だけどよろしく頼むよ』



『おい…お前はまた俺の母さんか?』




『いや奥さんでしゅ愛ちゃんの』


なんて笑う



『愛ちゃん?』




睦月が『愛ちゃん』なんて呼ぶから霜月さんはビックリして聞き返してる



気付けば澤井まで来てるし霜月の横には知らないクラスの女が居るし



もちろんみんなビックリしていた



『ああ睦月は俺のこと愛ちゃんって読んでんだよ昔から』



『なんで?』



澤井が聞く



『いや…愛斗を愛斗って呼んでもなんか楽しくないから無愛想だしどうせなら親しみ込めて愛ちゃんにしてみた』



なんて睦月が説明してる



『じゃあ俺も愛ちゃんってよんでいい?』



澤井が聞くから



『好きにして』


と返すと





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