愛たくて~あいたくて~
まぁ今の俺はそれくらいじゃ逃げ出さないけど




結局その日はその話題から逃げれずにずっと捕まり続けた




帰りにやっと解放された俺



『愛ちゃん…今からバイト?それともバンド?』


睦月が来て言う


『バイト』


そう返すと


『最近忙しそうだけど大丈夫?』



確かに最近バタバタしている


バンドにバイト…


手を抜きたくなくて夢中になってるのも本当だけど…


霜月への気持ちを隠すために皆と距離を置きたいのも本心



『まぁなんとかなるしょ』



そう笑って答えた



『まぁあんまり無理すんなよ』



『あぁわかった』


そう言い別れた



で…バイトへ行き雑誌の件を聞く



『あまりにも良かったから表紙にしてみた』


そう返された



まぁそんなことくらい予想していた



反論も出来ないまま結局バイトをこなす俺


そう言えば霜月も見たかな雑誌…なんて考えてたけど虚しくなるだけだから辞めた




そしてその2日後俺は倒れた





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