愛たくて~あいたくて~
記憶を思い出そうとしていた俺にすみれが言う



『愛ちゃん…葵本気で心配してたよ』


それを聞きさっきの霜月の顔を浮かべた


『マジか…悪いな本当…』



すみれに謝ると


『まぁ仕方ないけど…あまり葵を心配させないでよ』


なんて笑うから素直に返事した



『あぁわかった…てか睦月そろそろ離れろよ』



ずっと抱きついていた睦月に言った



睦月が離れるのと同時に母さんが来た



『このバカ…自己管理が無さすぎ…』


そう怒られた


『とりあえず明日からは睦月がスケジュール管理と葵ちゃんに健康管理してもらうから』



はっきり言われた



『え?』



『愛斗はほっとくと無茶するから頼んだのよどうせ辞めないでしょバイトもバンドも』



『…』



さすが母さん…


俺の性格を良く知ってる



『お父さんと同じ様にならっても困るしね』



なんて悲しそうに言う



『本当心配かけてごめんな…睦月…霜月よろしくな』



『まかせとけ』



なんて睦月は言うし


霜月は笑ってる




そんな霜月を見て心配かけてしまったことを後悔した




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