愛たくて~あいたくて~
『え?霜月と知り合いですか?』


ビックリしてそう聞いたが



『秘密』


しか言わなかった



この時は何が何なのか分からずただこれから起きる出来事と関わるなんて思ってもみなかった






葉月先輩?とわかれて下駄箱に戻ると霜月が不安そうに駆け寄ってくる



『如月くん…葉月ちゃん…だったよね今さっきの…なんだったの』



『いや別に何かバイトの件』



そう言うと


『え?葉月ちゃんもモデルのバイトするの…如月くんと一緒に?』



突然慌ててされた沢山の質問



なんかいつもの霜月じゃない


『そうだけど…俺もよくわかんない』


答えると不安そうに


『そっか…もう帰るの』



『おう…暇だし家帰って寝る』



『じゃあ私も一緒に帰ろうかな』



なんて言うからびっくりした




霜月は確か文化祭実行委員だから


やることは沢山あるはず


歩も実行委員で駆け回ってるし


睦月はクラスの準備を進んでしてるし


すみれは買い出しに行ってる




< 87 / 306 >

この作品をシェア

pagetop