愛たくて~あいたくて~
だから暇なのは俺だけ


だから帰ろうかなって思ったのだが…




『霜月やることあるじゃんか』


そう言うと

『バレた?だよね…逃げたら怒られるよね』



なんていつもの霜月らしくないし


『そうだよ頑張れよ』


だから元気付ける為に言うと


『うん…頑張るよ』


笑いながら言うでも何処か元気無さそうだったから


『そうそう…今日来るんだろう家?』



そう聞くと


『うん行く』


今度は本当に笑顔で言う



『わかったよ…何か適当に作っとくから皆にも伝えといて』


『うん』




笑顔で返事して行く霜月の背中を見えなくなるまで見て俺は家に帰った



『ただいま』



久しぶりにだれも居ない家




正確には俺が一番早く帰ることが最近なかった


バイトとバンドで帰りがどうしても遅くなる



部屋に入り久しぶりにゆっくり過ごす事にした



夕方…時間を見計らい夕食を作った




メニューは霜月の大好きなオムライスにすることにした




霜月の喜ぶ顔を浮かべながら作る






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