愛たくて~あいたくて~
『じゃあ俺も歩って呼んでね』


なんて言われた



『ああ』


別に呼び方なんて何でも良いからと思いながら返事した



『てか如月くんって人気高いの知ってた?』



急に俺らの話に入ってきたクラスの女



誰だって思っていると睦月が



『神無月すみれ…一年の中で一番人気の女…まぁ愛ちゃんは知らないだろうけど』



その話を歩は聞いていたらしく



『睦月はなんでもしってんだな』



なんて言われて


『おう…知りたい情報はいつでも聞いてな』


なんてピースしてる



俺は話しを戻して神無月さんに言う



『知らないけど…俺ってそんなに人気あんの』



『あるわよ女子の中ではかなり有名人…まあ祐季さんには負けるけどね』


なんて霜月を見て言う



『あ~ヤバイ私祐季とこ行かなきゃ』



そう言って思い出したかの様に慌てて鞄を持った霜月


『じゃあみんなまた明日ね』


そう言い教室から出ていった



残った俺らは二人の話しをした


ビックリしたことに歩と神無月と霜月は同じ中学らしい



そして歩も神無月も口を揃えて


『葵と水無月先輩って相変わらず仲良いよね』




なんて二人して言うから俺は霜月が出ていった方を見つめてしまった




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