愛たくて~あいたくて~
霜月の隣には水無月先輩



一緒に居る二人を見てやっぱり安心と複雑な気持ちが交わる

でも霜月が幸せな顔で笑っていてくれるならそれでいい




『愛斗…お前はやっぱり最高』


真琴先輩が言う



『だろ…てか真琴先輩こそかっこいいよ』


『大和も永和も最高…俺はやっぱりこのメンバー大好きだわ』


なんて笑ってる真琴先輩



皆で騒ぎまくった



本当に楽しくて最高だった



睦月や歩達も来てくれてライブの感想を言ってくれた




霜月はライブ後一度も現れなかった




きっと水無月先輩と居るんだろう



一言お疲れ様そう言ってもらいたかった


胸が痛むのを感じたけど霜月が笑顔で居たらそれでいい



結局霜月を見かける事もなく



後夜祭の準備は始まった



やることのない俺と睦月は空き部屋で話しをしていた



『愛ちゃん霜月の事だけど』



『あぁあの二人なら大丈夫だろ』


そう言い睦月の言葉を止めた


これ以上睦月に何かを言われると自分の気持ちを止めれなくなりそうだったから




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