愛たくて~あいたくて~
そうなにか言いたそうだったがちょうど葉月華林先輩に会ってしまった



『おはよう』



『おはようございます』


俺は普通に先輩に挨拶した


『葵ちゃん話しが有るんだけど』


そう言いわれて霜月は葉月先輩を見た



『何ですか?』



少しためらいながら霜月が言う


『祐季のこと』


その名前を聞いた瞬間霜月の顔が変わった


『だからもう関係ないって何度も言ってるじゃないですか』

冷たく言い放つ霜月

ただならぬ雰囲気だったから


『あの…俺外しましょうか?』


そう言うと葉月先輩は笑顔で言った


『お願い』


『わかりました』


そう言い二人を残して行こうとした時に霜月が俺を掴んで離さない


そして


『話すことないから』


葉月先輩から目を反らして


『行こう』


俺を引っ張って歩き出した



『霜月…』



霜月は泣きそうな顔で前だけを見ていた

『なぁどうしたんだよ?』



俺は霜月を止めて言う



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