その男☆ナルシストにつき!!
彼女さん
あれから3日。


ネットは落ち着いていた。


黒崎とも会ってないから、キスマークはバレてない。


この3日、七瀬からの連絡はナシ。


安心するはずなのに、なんか落ち着かなくて。


泊り込みも終わったし、そのまま放置しておけばいいものを。


気になってマンションに行ってしまった。


だって、あの七瀬が何もなく放置してるなんて考えられないし。


キスマークの事も、文句言わなきゃ気がすまない。


エレベーターを降りると、七瀬の部屋の前に歩き出した。


「……でしょ?」


なんか、女の人の怒ってる声がする。


反射的に柱の影に隠れて様子を見た。


七瀬の部屋の前で、女の人が泣いている。


七瀬はドアを開けながら、困惑した顔をして。


もしかして、あれが噂の彼女?!


2人の会話に耳をすました。


「だって、最近様子がおかしいもん。」


「忙しいからだろ?」


彼女みたいだけど?


これだけの会話じゃ分かんない。


いつも遊んでるグラドルかもしれないし…。


そ~っと、柱の影から顔を出して女の人を見た。

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