その男☆ナルシストにつき!!
「この業界、男と女が2人で会ってるだけで、交際発覚とかなるでしょ?城金兄の件もあったし、どうしようか迷ってたの。それで初めは黒崎に確認したの。そしたら、役作りを手伝ってるって聞いてね。」
「黒崎に確認したんですか?」
「そうよ。一番早いし。今回の映画、韓国や台湾でも上映決まっててね。変なスキャンダルでも書かれたらどれだけの損失になるか。」
「それは、城金兄で痛いほど分かってます。」
思い出すだけでウツな気分になるし。
「でしょ?しばらく様子を見て、意味がなかったら注意しようと思ってたら大当たりだったから。」
まさか、藤原さんまで知ってたとは…。
七瀬が城金兄に言ってなければ、何を言われてたか。
怖い…怖い…。
…あれ?
まさかとは思うけど。
こうなるのを知ってて、七瀬は城金兄に根回ししたってこと?
城金兄から黒崎に世間話で話は出るだろうし。
何かあって、一番早く藤原さんが確認とるのが黒崎でしょ?!
そうなれば、藤原さんの耳に入るのは絶対。
変に疑われなくて済む。
図式は合ってるけど…。
七瀬にかぎって、そんな発想しないか…。
協力するって言ったのは、たまたま偶然だし。
考えすぎかな?
「お役に立てて良かったです。安心してください。撮影の少し前から連絡は取ってませんから。」
ペコリと頭を下げた。
嘘ではない。
しばらく連絡もなかったし、今日はメールきたけど返信してないし。
「そう。分かった。何かあったら、また協力してもらうかも?だけど、くれぐれも城金兄の時みたいにスキャンダルになるような事はしないでね。」
サラッと言ってるのだろうが、グサッと棘が刺さる。
「はい。」
棘が痛い…。
「黒崎に確認したんですか?」
「そうよ。一番早いし。今回の映画、韓国や台湾でも上映決まっててね。変なスキャンダルでも書かれたらどれだけの損失になるか。」
「それは、城金兄で痛いほど分かってます。」
思い出すだけでウツな気分になるし。
「でしょ?しばらく様子を見て、意味がなかったら注意しようと思ってたら大当たりだったから。」
まさか、藤原さんまで知ってたとは…。
七瀬が城金兄に言ってなければ、何を言われてたか。
怖い…怖い…。
…あれ?
まさかとは思うけど。
こうなるのを知ってて、七瀬は城金兄に根回ししたってこと?
城金兄から黒崎に世間話で話は出るだろうし。
何かあって、一番早く藤原さんが確認とるのが黒崎でしょ?!
そうなれば、藤原さんの耳に入るのは絶対。
変に疑われなくて済む。
図式は合ってるけど…。
七瀬にかぎって、そんな発想しないか…。
協力するって言ったのは、たまたま偶然だし。
考えすぎかな?
「お役に立てて良かったです。安心してください。撮影の少し前から連絡は取ってませんから。」
ペコリと頭を下げた。
嘘ではない。
しばらく連絡もなかったし、今日はメールきたけど返信してないし。
「そう。分かった。何かあったら、また協力してもらうかも?だけど、くれぐれも城金兄の時みたいにスキャンダルになるような事はしないでね。」
サラッと言ってるのだろうが、グサッと棘が刺さる。
「はい。」
棘が痛い…。