その男☆ナルシストにつき!!
2日後の夕方。


♪♪#♪~


城金兄から電話が来た。


なんだろう?


「はい。」


恐る恐る出た。


「宮元さん?黒崎さんから聞いたよ。」


さわやかな声に少し安心。


「何を聞いたんですか?」


「マキちゃんと一緒にライブやる件。宮元さんのアイデアだって?」


まじか?!!!


藤原さん、マジでやる気だったんだ!!


「あの…あたしの…発想…っていうか?…あの…例え…話の…つもり…だったん…です…けど…。」


言葉も体も硬直。


まさか2日で決まるとは。


仕事速い!!!


しかも発想があたしってバラしてるし。


城金兄が知ってるって事は、七瀬も当然知ってるって事?


「昨日、七瀬と電話して話し合ったんだよね。」


怖い。


ここから先の言葉を聞くのが。


七瀬の怒ってる姿が想像できる。


「断ったんですよね?」


それとなく聞いた。


「いや、面白いねって。」


いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!


絶対に何かたくらんでる。

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