その男☆ナルシストにつき!!
「オレ達のこと、疑った罪滅ぼしは?」


「ないです。」


普段から疑われるような行動してる七瀬が悪い。


「じゃあさ、本当だったら…。」


耳元で小さくその先の言葉をつぶやいた。


「なっ…絶対にイヤ!!!!」


断固拒否!!


「その代わり、オレ達の言ってることが嘘だったら、二度と伊吹に近づかないでどう?」

悩むところ。


本当だったら、アレに付き合わなきゃいけないんでしょ?


絶対に無理。


でも、嘘だったら…


「…わかった。条件飲みましょ?」


「オレは撮影で遅くなるから、終わったら連絡するよ。」


「わかった。」


七瀬は撮影に向かった。


あたしは事務所に戻って仕事して。


今日の夕方を緊張しながら迎えた。






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