その男☆ナルシストにつき!!
「まさか、宮元さんと浮気しようなんて考えてたんじゃないでしょうね?」


「浮気なんかしてないよ。」


嘘でしょ?!


本当に2人は付き合ってて、浮気数十回も城金兄はしてたって…。


「本当でしょうね?」


莉南さんの怒った視線があたしを見てる。


「ないです。」


危ないところで、七瀬がきてくれたし。


「そう。今度浮気したら、ブログに写真つきで付き合ってるの公表するからね!!」


うわ~。


一番怖いお仕置きかも。


本人の爆弾ほど、対処難しいんだから。


「本人の爆弾は、あたし達もどうすることもできないんで。」


申し訳なさそうに言う必要もないんだけど。


そこは、ちゃんと教えておいてあげないと。


「そういう事だから。行こう?宮元さん。」


そう言って、あたしの手を引っ張ると、その場から連れ出した。


「あの、いいんですか?このまま城金兄を放って置いて。」


「いいのよ。さて、お礼に何でもご馳走するわ。何がいいかしら?」


パッと手を離すと、にっこりと笑って振り向いた。


「とんでもないです!!」


ブンブンと首を振った。

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