その男☆ナルシストにつき!!
「ごめん。でも、伊吹の本心分かって嬉しいよ。」
「本心?」
「うん。あの約束で、伊吹は自分の気持ちを閉じ込めちゃってるから。」
「それはない。自分で選んだことだから。」
「ねぇ、何か勘違いしてない?」
「勘違い?」
「そう。その約束がなければ、マキの結婚生活もダメになると思ってるでしょ?」
「そうじゃん。」
結婚の条件だったし。
「その程度の気持ちで結婚なんかしてないし。元から結婚なんてできないと思ってたんだから。だから、マキ達はどうなっても大丈夫。別れさせられても、形なんかにこだわらないから。」
笑った顔が胸に突き刺さる。
「何言ってるの?子供だってかわいそうでしょ?」
もう、2人だけじゃないし。
「その正義感が重たいの。伊吹の幸せを考えたら、マキ達だけ幸せでいいはずないでしょ?伊吹のことを考えると毎日苦しいの。」
泣きそうになってる。
「じゃあ、どうしたらいいの?あたしが、あの時、約束しなければ良かった?」
「そうじゃなくて、誰と一緒にいたら一番幸せか考えて。誰が好きなの?それは、マキでもなければ黒崎でも仕事でもないでしょ?」
「あたしは…。」
言葉に詰まるでしょ。
そんな真剣な顔して涙流されたら。
「マキはあの人が大好きだから、伊吹の辛さ分かるんだよ。好きになっちゃいけないって気持ち押し殺して。分かるから素直になって幸せになって欲しい…。」
呪縛が解けたような気がした。
あたしまでいつの間にか涙が出てて。
「本心?」
「うん。あの約束で、伊吹は自分の気持ちを閉じ込めちゃってるから。」
「それはない。自分で選んだことだから。」
「ねぇ、何か勘違いしてない?」
「勘違い?」
「そう。その約束がなければ、マキの結婚生活もダメになると思ってるでしょ?」
「そうじゃん。」
結婚の条件だったし。
「その程度の気持ちで結婚なんかしてないし。元から結婚なんてできないと思ってたんだから。だから、マキ達はどうなっても大丈夫。別れさせられても、形なんかにこだわらないから。」
笑った顔が胸に突き刺さる。
「何言ってるの?子供だってかわいそうでしょ?」
もう、2人だけじゃないし。
「その正義感が重たいの。伊吹の幸せを考えたら、マキ達だけ幸せでいいはずないでしょ?伊吹のことを考えると毎日苦しいの。」
泣きそうになってる。
「じゃあ、どうしたらいいの?あたしが、あの時、約束しなければ良かった?」
「そうじゃなくて、誰と一緒にいたら一番幸せか考えて。誰が好きなの?それは、マキでもなければ黒崎でも仕事でもないでしょ?」
「あたしは…。」
言葉に詰まるでしょ。
そんな真剣な顔して涙流されたら。
「マキはあの人が大好きだから、伊吹の辛さ分かるんだよ。好きになっちゃいけないって気持ち押し殺して。分かるから素直になって幸せになって欲しい…。」
呪縛が解けたような気がした。
あたしまでいつの間にか涙が出てて。