その男☆ナルシストにつき!!
「幼なじみって聞いてます。実家が近所で、美形3人で有名だったとか。」


いちようは隠しておくか。


あたしの発言で、変なことを書かれたくないし。


「そうか。ありがとう。」


ポンと肩を叩いてすれ違って行った。


急いでバックの中から携帯を取り出した。


♪♪~♪♪♪


出ない。


城金兄は撮影中かな?


黒崎に連絡した方がいいんだけど。


事務所にバレないようにしてるんだったら、黒崎に何かを言われても話さないだろうし。


ガセだったら大ごとになってもイヤだし。


亀本の耳に莉南さんの情報が入ってるって事は、ガセの確率は29%ってところか。


情報網凄いからなぁ。


莉南さんに聞いてみるか。


『いつ、城金兄と婚約したんですか?』


送信!!


♪♪♪~♪


莉南さんからだ。


1分もしないのに電話して来るとは…。


「莉南さん?」


「ちょっと!!その話、どこから聞いたの?」


焦ってる?


ってことは本当なんだ。

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