その男☆ナルシストにつき!!
「だいたい、七瀬とは始まってもいませんでしたから。」
莉南さんに聞いてるんでしょ?
「七瀬は始まってたし、今も出口が見えてなくて、苦しんでもがいてるよ。」
「それは…。」
あたしだって、本当は苦しいよ。
でも、あのまま七瀬といたって、平行線のままだし。
早い方が傷は浅くて済むから。
こんなこと言えないけど。
「最近さ、藤原さんも頭を抱えるくらい荒れちゃって。さすがに、宮元さんに失恋しましたなんて言えないだろ?」
「そうですけど…。」
あたしだって荒れたいわよ。
「いつ、スキャンダルになるか?って困ってるらしい。変な話、乱交・薬物騒動起きてもおかしくないくらい。」
「それって、あたしに何とかしろって言うんですか?」
「そうじゃないよ。ただ、七瀬の気持ちを分かって欲しくてさ。まっすぐな分、道がなくなったらどうしていいか分からないんだ。人には言えないし…。」
あたしだってそうだよ。
でも、なんとか出口見つけなきゃ、前には進めないの分かってるから。
もがいて…
もがき苦しんで。
それでも、なんとか出口を見つけようとしてるんだよ。
莉南さんに聞いてるんでしょ?
「七瀬は始まってたし、今も出口が見えてなくて、苦しんでもがいてるよ。」
「それは…。」
あたしだって、本当は苦しいよ。
でも、あのまま七瀬といたって、平行線のままだし。
早い方が傷は浅くて済むから。
こんなこと言えないけど。
「最近さ、藤原さんも頭を抱えるくらい荒れちゃって。さすがに、宮元さんに失恋しましたなんて言えないだろ?」
「そうですけど…。」
あたしだって荒れたいわよ。
「いつ、スキャンダルになるか?って困ってるらしい。変な話、乱交・薬物騒動起きてもおかしくないくらい。」
「それって、あたしに何とかしろって言うんですか?」
「そうじゃないよ。ただ、七瀬の気持ちを分かって欲しくてさ。まっすぐな分、道がなくなったらどうしていいか分からないんだ。人には言えないし…。」
あたしだってそうだよ。
でも、なんとか出口見つけなきゃ、前には進めないの分かってるから。
もがいて…
もがき苦しんで。
それでも、なんとか出口を見つけようとしてるんだよ。