その男☆ナルシストにつき!!
「仕事が終わってからは大丈夫ですか?」


「ええ。今日は、まとめなければいけない書類があるので、6時には終わりますけど。」


「では、7時にオズってカフェで会えますか?」


「はい。分かりました。」


「よろしく。」


電話を切ると、ヤナちゃんの怖いくらいの視線を感じた。


「なに?ヤナちゃん怖いよ…。」


あたしまで眉間にシワがよっちゃうでしょ。


「亀本にリークですか?」


そうに勘違い。


「違うよ。この間、オフの日にバッタリ会っちゃって。城金兄が結婚するとかガセを言ってて。色々と聞きたいんじゃないの?黒崎から聞いてると思って。」


ため息混じりに答えた。


「そうだよな。宮元がリークなんてするわけないし。」


ホッとした顔して笑った。


「当たり前でしょ?リークって何があるわけ?」


「う~ん。モデルのヒナの結婚式場とか?」


「知らないし。」


半分呆れちゃう。
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