その男☆ナルシストにつき!!
危険注意報

―――PM9時47分


まだ、興奮状態は治まらないまま。


家で5杯もコーヒー飲んだのに。


あっ…コーヒーって興奮作用あったんだっけ。


よけいに興奮しちゃうじゃん?!


そんな状態で、城金兄のマンションに到着。


ピンポ~ン…


オートロックのインターホンを押した。


「宮元さん?入って。」


「は…はい。」


オートロックが開く。


エレベーターに乗り込むと、緊張感が一気に襲ってきた。


どうやって話したらいいんだろう?


それしか考えてない。


ピンポン~


部屋の前で、もう一度インターホンを押した。


「待ってたよ。」


笑顔で城金兄が出てきた。


「急にすいません。」


うつむいて顔が上げられない。

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