その男☆ナルシストにつき!!
事件勃発
「黒崎!!!大変!!」
慌てて家に帰ると、黒崎がビックリした顔でご飯を食べてた。
「誰かスキャンダルでも出したか?」
のんびりしちゃって…
「違うって!!さっき、城金兄の所に行ってきたんだけど…。」
「はぁ?なんで?」
嫌そうな顔になるのは分かる。
うん。
撮られてるしね…一度。
「実は、亀本に呼び出されてた。」
「城金のところに行ったのと、亀本に呼び出された?」
すっごく困惑してる。
「そうじゃなくて。」
昼間の亀本の電話から順に説明した。
「…ヤバイな。」
黒崎の顔が、段々と険しくなる。
「でしょ?」
「…実はそれだけじゃないんだ。」
「どういうこと?」
「最近、七瀬が何をやってるか知ってるか?」
「知らない。連絡も取ってないし、会ってもいないから。」
「あくまで噂段階だし、確認は取れてない。」
黒崎の顔色が曇った。