その男☆ナルシストにつき!!
炎上寸前

あれから数ヶ月。


あたしは何とか立ち直った。


毎日、黒崎とマキが入れ替わりで一緒にいてくれて。


佐井とは、カラオケでアン○ンマンで盛り上がってたし。


立ち直らなきゃ、現実は目の前にあるから。


逃げてなんかいられなかったから。


亀本の動きもないし。


ちょっと安心した午後。


「ヤナちゃん!!マキのライブの件、評判どうかって黒崎が報告欲しがってた。」


「いいみたいだぜ。目玉は誰かで炎上寸前だったけど。」


「分かった。黒崎に連絡して。」


「宮元がしないの?」


「仕事は別!!」


「はい、はい。」


笑ってる。


「先輩。夕刊チェックどうなりました?」


「これから。」


「藤原さんが、チェック終わったら連絡欲しいそうです。」


「は~い。」


何だろう?


報告欲しがるようなネタなんかあったかな?

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