その男☆ナルシストにつき!!
そうでしょ?


ネタの売り元が、元内部の人間だって。


まぁ、良くあることだけど。


「ヤナちゃん。説明よろしく。」


そう言うと、ヤナちゃんが目の前までかわいく歩いてきた。


相当緊張してるみたい。


藤原さんのオーラには緊張するよ。


「えっとですね。ハッキングです。」


「ハッキング?!」


藤原さん、眉間にシワがよりすぎ。


「亀本はいつもチェックしてるんです。記事どうこうじゃなく、交友関係をね。手帳をパ
ソコンに保存してるから。そこをチョコッとね。」


ニッコリ笑った。


「はぁ…ネット部って、そこまでやってるんだ。」


感心しながら驚いてる。


「犯罪ですから、緊急時以外は使いませんよ?!」


そこはちゃんと言っておかないと。


緊急時でも使うのは気が引けるんだけどね。


この芸能界、変な意味で何でもアリだから。


「それで、辞める直前に亀本と橋沢が接触してます。」


「じゃあ、この記事。」


「信憑性は高いかも。美坂ってどんな子なんですか?」


ネットで写真が出ても、知らなきゃ対処のしようがない。


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