その男☆ナルシストにつき!!
ステージ裏には、渋い顔をしたアニキが待ってた。
「ごめん…オレのせいだ。まさか、そんな約束してるなんて知らなかったから。七瀬と宮元さん達から、亀本の目を逸らせられたらと思ったんだ…宮元さんは必ず来るから。」
申し訳なさそうな顔をしてつぶやいた。
「分かってる。」
返事をしてるように見せかけて、自分に言い聞かせてるだけ。
ステージ裏には、マキちゃんの歌声が響いてて。
会場内の興奮がこっちまで押し寄せてきてる。
伊吹…
来ててくれ。
グッと手を握り締めた。
「今日は、新人オーディションにちなんで、ある意味?新人のスペシャルゲストが…よろしく!!!」
マキちゃんの声に、会場の歓声が一気に高まった。
バ~ンっと爆音が鳴り出して。
「行くか?」
アニキがニッコリと笑った。
「ああ、行きますか。」
一歩、ステージへと踏み出した。
ライトが眩しくて。
目がくらんで、客席が見えない。
「ごめん…オレのせいだ。まさか、そんな約束してるなんて知らなかったから。七瀬と宮元さん達から、亀本の目を逸らせられたらと思ったんだ…宮元さんは必ず来るから。」
申し訳なさそうな顔をしてつぶやいた。
「分かってる。」
返事をしてるように見せかけて、自分に言い聞かせてるだけ。
ステージ裏には、マキちゃんの歌声が響いてて。
会場内の興奮がこっちまで押し寄せてきてる。
伊吹…
来ててくれ。
グッと手を握り締めた。
「今日は、新人オーディションにちなんで、ある意味?新人のスペシャルゲストが…よろしく!!!」
マキちゃんの声に、会場の歓声が一気に高まった。
バ~ンっと爆音が鳴り出して。
「行くか?」
アニキがニッコリと笑った。
「ああ、行きますか。」
一歩、ステージへと踏み出した。
ライトが眩しくて。
目がくらんで、客席が見えない。