その男☆ナルシストにつき!!
「さっき、亀本から聞いたんだ。ライブの日、遅れてきたから入れなかったって。亀本がパスを貸してあげたって。」
ギュッと肩を掴んだ。
「…どうして……今になって…。」
「来たんだよな?!」
肩を掴む手に力が入ってる。
「…。」
顔をそむけるしか出来ない。
だって、来たからどうなるってわけじゃない。
もう終わったことなんだし。
「どうなんだよ?!来たのか?来たんだろ?」
声が大きくなって、一層、手に力が入ってる。
「……行ったよ。だからどうしたの?」
ボソリとつぶやいた。
「どうして、言ってくれなかったんだよ!!」
「どうしてって…もう、終わったことだったし。言い訳しても仕方ないと思ったから。」
「言い訳なんかじゃないだろ?本当は、藤原さんが見つけてたんだよ。週刊誌のライブの記事に伊吹が写ってるの。」
「嘘でしょ?」
だったら、なんで聞いてこなかったの?
「人混みの中で、写ってるのが小さくて確信がなかった。だから、試写会の日に藤原さんが確認して来いって。」
「じゃあ、どうしてちゃんと聞いてくれなかったの?」
遠まわしすぎなんだよ。
もっと、ハッキリ言ってくれればよかったのに。
ギュッと肩を掴んだ。
「…どうして……今になって…。」
「来たんだよな?!」
肩を掴む手に力が入ってる。
「…。」
顔をそむけるしか出来ない。
だって、来たからどうなるってわけじゃない。
もう終わったことなんだし。
「どうなんだよ?!来たのか?来たんだろ?」
声が大きくなって、一層、手に力が入ってる。
「……行ったよ。だからどうしたの?」
ボソリとつぶやいた。
「どうして、言ってくれなかったんだよ!!」
「どうしてって…もう、終わったことだったし。言い訳しても仕方ないと思ったから。」
「言い訳なんかじゃないだろ?本当は、藤原さんが見つけてたんだよ。週刊誌のライブの記事に伊吹が写ってるの。」
「嘘でしょ?」
だったら、なんで聞いてこなかったの?
「人混みの中で、写ってるのが小さくて確信がなかった。だから、試写会の日に藤原さんが確認して来いって。」
「じゃあ、どうしてちゃんと聞いてくれなかったの?」
遠まわしすぎなんだよ。
もっと、ハッキリ言ってくれればよかったのに。