その男☆ナルシストにつき!!
「なんか、オレだけ何も知らずに、から回りしてたみたいだろ?」


チユッ


キスをした。


「なにやってるの?」


顔は真っ赤。


余計に口が尖っちゃう。


「お詫び代わりに貰っておく。」


ニッとイヤミったらしく笑った。


「お詫びって…。」


なにそれ?


「別にいんだぜ?もっと貰っても。」


グッと抱き寄せた。


瞬きできないくらい、顔が近い。


この顔。


いつもの七瀬だ。


「もっとって…。」


ギリギリ唇が触れない。


「伊吹の全部。」


ひゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


首舐めない!!


ゾクッと背中に電流が走る。


「なに考えてるの?!」


七瀬の腕を振り払おうともがいてる。


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