その男☆ナルシストにつき!!
『今夜、パーティする。』


パーティって?


とりあえずは来てみたけど…


ピンポ~ン


「待ってたよ。開いてるから、入ってきて。」


って、何でオートロックのインターホンに、城金兄が出るわけ?


何か言われるのか?


ドキドキしながら部屋の玄関前に立った。


「ふ~…。」


深呼吸すると、玄関を開けた。


なんか…おかしい。


廊下のドアを開けると、みんなリビングに揃ってる。


「おかえり~!!」


マキ…酔ってる?


テンション高いし。


「なんで、みんな揃ってるわけ?城金兄と莉南さんは分かるけど。黒崎と藤原さんとマキまで。」


目をパチパチさせながら、一生懸命に状況を把握しようとしてる。


「お疲れパーティ。」


黒崎のお得意のテンション低めな棒読み発言。


「なにがお疲れなわけ?」


もしかして、あたしはハメられてた?


付き合うかどうかでも、賭けてたわけ?


無事に付き合ったパーティですか?

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