その男☆ナルシストにつき!!
「それ困る。宮元、業務命令。」


ピシッ!


藤原さんが七瀬を指差した。


「恥ずかしいからイヤです!!」


言われただけで、顔が真っ赤。


みんなで、からかって楽しんでるでしょ!?


人事だと思って…。


「付き合ってるんだから、恥ずかしいもないでしょ?」


マキィ~…


あとで覚えていろよ。


「だれも、付き合うなんて話してないよ。」


もう、意地になっちゃってる。


恥ずかしいし、みんなで突っ込んでくるし。


「えぇ~!?」


同時にビックリしないで。


「だって、答えだしたって…。」


莉南さんがキョドッてどうするの?


「ライブに来たかどうかは話しましたけど、付き合うどうこうは別の話でしょ?」


本当に、そんな話してないし。


「なんだよそれ?ずっと好きだったって話は?」


七瀬がやっと口を開いた。


口以外は固まっちゃってるけど。




< 304 / 310 >

この作品をシェア

pagetop