その男☆ナルシストにつき!!
「XXXXXXXXXX…。」


ボソッと耳元で囁いた。


「な…っなに…?」


口が鯉(こい)のようにパクパクしちゃう。


「どうする?」


イジワルな笑い方してさ。


断れないじゃん!!


「分かったわよ…。」


半分ヤケだけど…


半分は嬉しいよ。


だって、恥ずかしくて素直になんか答えられないもん。


「じゃあ、付き合うよね?」


もう、答え知ってるくせに。


「…うん。」


顔は渋ってるけどね。


「よしっ!!!」


あたしの答えにハモッちゃうくらい、みんなの方が喜んでる。



「じゃあ…お約束。」


「んんん!!!!!」


ウソつき!!


< 306 / 310 >

この作品をシェア

pagetop