その男☆ナルシストにつき!!
「オレは誰となにしてようが気にしないけど、いちようは夫婦なんだよ。浮気してごめんなさいはオレにはないわけ?」
やっぱり…。
そう思ってるよね。
核心を突かれて、体も心も固まって動けない。
「ご…ごめ……なさい。」
声が震えて言葉になってない。
「よく考えろよ。自分の行動ひとつで、誰に迷惑かけるか?どれだけの人が苦しむのかをな。」
あの約束とマキの事を言ってるんでしょ?
「分かりました。」
それだけ言うと、さっさと会議室を出て行った。
我慢してた涙が、一気にこぼれそうだったから。
エントランスまで走ると、堪(こら)えてた涙をボロボロとこぼし始めた。
誰にも泣いてるのなんか見られたくなくて、壁際の観葉植物に隠れて。
黒崎に言われて胸が痛むだけじゃない。
自分の立場を忘れて浮かれてたのが情けなくて。
マキの事をすっかり忘れてた。
バカみたいに有頂天になってた。
あたしのせいで、城金兄も黒崎からどれだけ怒られただろう?
その胸の痛みを考えると、苦しくて仕方ない。
甘い夢だったと思って、いつもの地味な生活に戻ろう…。
元は関わりなんてなかったんだし。
顔を上げると、ゴシゴシと涙を拭いた。
「さて、仕事だ。」
自分に気合を入れて、気持ちを切り替えた。
「そりゃ~、仕事も増えたしね。」
背後のイヤミなオーラに振り返った。
やっぱり…。
そう思ってるよね。
核心を突かれて、体も心も固まって動けない。
「ご…ごめ……なさい。」
声が震えて言葉になってない。
「よく考えろよ。自分の行動ひとつで、誰に迷惑かけるか?どれだけの人が苦しむのかをな。」
あの約束とマキの事を言ってるんでしょ?
「分かりました。」
それだけ言うと、さっさと会議室を出て行った。
我慢してた涙が、一気にこぼれそうだったから。
エントランスまで走ると、堪(こら)えてた涙をボロボロとこぼし始めた。
誰にも泣いてるのなんか見られたくなくて、壁際の観葉植物に隠れて。
黒崎に言われて胸が痛むだけじゃない。
自分の立場を忘れて浮かれてたのが情けなくて。
マキの事をすっかり忘れてた。
バカみたいに有頂天になってた。
あたしのせいで、城金兄も黒崎からどれだけ怒られただろう?
その胸の痛みを考えると、苦しくて仕方ない。
甘い夢だったと思って、いつもの地味な生活に戻ろう…。
元は関わりなんてなかったんだし。
顔を上げると、ゴシゴシと涙を拭いた。
「さて、仕事だ。」
自分に気合を入れて、気持ちを切り替えた。
「そりゃ~、仕事も増えたしね。」
背後のイヤミなオーラに振り返った。