その男☆ナルシストにつき!!
素敵なプレゼント
あれからすぐ、城金兄はアメリカに戻った。


あたしも、平穏ないつもの生活を取り戻していた。


「宮元伊吹さんに、お届けモノです。」


大きな段ボール箱を抱えた総務の人。


「すいません。」


なんだろう?


あたし宛の宅配便なんて。


荷物を受け取ると、意外にズッシリと重い。


早速中身を開けてみた。


ガムテープをはがした瞬間、吐き気が襲ってきた。


「…うっ。」


もう、固まるしかない。


「先輩、もしかして黒崎ベビー懐妊ですか?」


佐井の目がキラキラしてる。


「ちがっ…。」


ダンボールの中身を指差した。


「なんですか?この大量の生ごみ!?」


佐井もビックリして眉間にシワが寄ってる。


「わかんない。」


「誰が送ってきたとか、書いてないんですか?」


「うん。」


「先輩、誰かに恨まれた覚えはないんですか?」


「恨まれるって…。」


ん!?


約1名、心当たりが…。

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