その男☆ナルシストにつき!!
もしかして、城金兄に相当劣等感持ってる?
あれだけパーフェクトなお兄さんだったら、逆に自慢になるんじゃないの?
「誰も城金兄の代役なんて言ってないじゃん。ただ、モデルの1人だったって話しただけでしょ?」
「だから、それがアニキの代役って事だろ?オレにアニキの代わりを演じて欲しいんだろ?」
振り返った表情は、完全に怒ってる。
「バカみたい。代役と思ってるのは七瀬だけでしょ?劣等感で固めちゃって、周りも見ずに勝手に自分で決め付けてるだけじゃん。」
自分で言いながら。
あっ…って気づいちゃった。
もしかして。
あたしと七瀬って。
同じだったの?
「お前に何が分かるんだよ?!」
「あたしだって分かるよ…。」
うつむきながら、小さく答えた。
「何が分かるって言うんだよ?」
「だって…イトコってだけで、小さい頃からマキと比べられてたし。マキはかばってくれてたけど、ずっとイヤだった。どんなに頑張っても、マキみたいに華やかにはなれないから。」
あたしには、いつもマキがついてまわって。
なにかって言うとすぐに
マキがね…
マキちゃんはね…
…そっか、七瀬も同じ気持ちだったんだ。
「ごめんなさい。」
頭を深く下げて謝った。
気持ち分かるはずだったのに、知らないうちに傷つけてた。
「あ…いや…。」
あたしが謝った事に少し驚いてる。
あれだけパーフェクトなお兄さんだったら、逆に自慢になるんじゃないの?
「誰も城金兄の代役なんて言ってないじゃん。ただ、モデルの1人だったって話しただけでしょ?」
「だから、それがアニキの代役って事だろ?オレにアニキの代わりを演じて欲しいんだろ?」
振り返った表情は、完全に怒ってる。
「バカみたい。代役と思ってるのは七瀬だけでしょ?劣等感で固めちゃって、周りも見ずに勝手に自分で決め付けてるだけじゃん。」
自分で言いながら。
あっ…って気づいちゃった。
もしかして。
あたしと七瀬って。
同じだったの?
「お前に何が分かるんだよ?!」
「あたしだって分かるよ…。」
うつむきながら、小さく答えた。
「何が分かるって言うんだよ?」
「だって…イトコってだけで、小さい頃からマキと比べられてたし。マキはかばってくれてたけど、ずっとイヤだった。どんなに頑張っても、マキみたいに華やかにはなれないから。」
あたしには、いつもマキがついてまわって。
なにかって言うとすぐに
マキがね…
マキちゃんはね…
…そっか、七瀬も同じ気持ちだったんだ。
「ごめんなさい。」
頭を深く下げて謝った。
気持ち分かるはずだったのに、知らないうちに傷つけてた。
「あ…いや…。」
あたしが謝った事に少し驚いてる。