その男☆ナルシストにつき!!
七瀬のマンションに行くと、本人まだ帰ってないし。


どこに行ったわけ?


人を呼び出しておいて。


仕方ないから、合鍵使って入るか。


帰っちゃったら、どれだけ文句言われるかわかんないし。


部屋に入ると、リビングのソファに直行。


バタン


倒れこむと少し休憩。


最近ほとんど寝てないから、七瀬が帰ってくるまで仮眠。


ソファに倒れこんで数秒。


心地よい睡眠に入った。


どれくらい寝てた?


フッと目を覚ますと、カーテンの隙間から見える窓の外は真っ暗。


電気はついてる。


ご丁寧に、毛布まで掛けられてるし。


辺りを見回しても誰もいない。


寝起きで何がなんだか考え付かない。


まるで、異次元にきちゃった感覚。


起き上がってボーっとしながら、ソファに座ってた。


「やっと起きたか。」


隣の部屋から、七瀬がヒョッコリ出てきた。

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