その男☆ナルシストにつき!!
「なんだよそれ?」
パッと腕を放すと、フイッと横を向いてしまった。
「いいじゃん。大事な思い出なんだから。」
笑って誤魔化して、この場を切り抜けるしかない。
「ふ~ん。大事な思い出ね…。」
「そういう事なので、またね。」
くるりと振り向いた。
「誰が帰っていいって言った?」
「はい?」
振り返ると、いつもの七瀬がデンと態度もでかくソファに座ってる。
「どうしても帰りたかったら、キスしたらいいよ。」
ニヤッと笑った。
「じょっ!!冗談じゃないわよ!!そんなのできるわけないでしょ?!」
帰るだけなのに、どうして七瀬とキスしなきゃいけないの?
冗談じゃない!!
やっぱり最低男だ。
「どうした?早くしないと帰れないよ?」
したくなんかない。
できるはずなんかない。
ムシして帰ることもできる。
その後どうなる?
あの写真バラ撒かれて終わり。
せっかく、映画が成功すれば写真を消すって約束してくれたのに。
理性と感情が渦巻いて対立してる。
グッと手を握り締めたまま、その場から動けない。
パッと腕を放すと、フイッと横を向いてしまった。
「いいじゃん。大事な思い出なんだから。」
笑って誤魔化して、この場を切り抜けるしかない。
「ふ~ん。大事な思い出ね…。」
「そういう事なので、またね。」
くるりと振り向いた。
「誰が帰っていいって言った?」
「はい?」
振り返ると、いつもの七瀬がデンと態度もでかくソファに座ってる。
「どうしても帰りたかったら、キスしたらいいよ。」
ニヤッと笑った。
「じょっ!!冗談じゃないわよ!!そんなのできるわけないでしょ?!」
帰るだけなのに、どうして七瀬とキスしなきゃいけないの?
冗談じゃない!!
やっぱり最低男だ。
「どうした?早くしないと帰れないよ?」
したくなんかない。
できるはずなんかない。
ムシして帰ることもできる。
その後どうなる?
あの写真バラ撒かれて終わり。
せっかく、映画が成功すれば写真を消すって約束してくれたのに。
理性と感情が渦巻いて対立してる。
グッと手を握り締めたまま、その場から動けない。