聖男子マリア様!? 聖なる騎士と天の歌姫
大変嬉しいのですが、わたくし1人でというわけには。友がおりますので」
やべぇ。
報復じゃん。
つーか、巻き込むな!!
オレもネコ耳。
ありえない。
絶対にありえない。
ネコ耳つけたオレなんてみたら、隼人は笑い死にすること確定。
『わしもネコ耳つけたいのぉ』
いつの間にか隣に出没したアロハじーさんがぽつりと呟いた。
天使様の目がじーちゃんに注がれている。
でも、誰にもじーちゃんの姿は見えない。
いや、じーちゃん。
『ネコ耳』に『アロハ』に『じーさん』じゃ、『ただの変態』だろ、それ?
「これは気づきませんで、大変失礼いたしました」
突然、オレに三人の女子が頭を下げた。
でも目がさ。
『あんたなんて呼ぶ気ほんとはないんだから、すっ込んでなさいよ!!』
つーことを言ってるわけで。
でも口じゃ「是非お越しください。お待ち申しております」とか言っているわけで。
こえ―。
おんなってこえ―。
やっぱ、あれだ。
来年もオレ男子校でいいっす。