聖男子マリア様!? 聖なる騎士と天の歌姫

なんかさ。
オレなりには頑張ってるつもりなんだけどね。
まわりのクリアレベルがさ、高すぎだっつーの。

素人に慈悲なし。

どこぞの天使様の群れを見ているみたいなんだよなー。


なんて凹むオレとワコちゃんの間に割って入る影があった。


「ちょっとひどくありませんか?」


読書していた天使様がオレを擁護するようなお言葉を?


ええええええっと。
生姜焼きに毒でも入ってたのか?
いや、美味すぎてどっかネジでも飛んだのか?


「テンシンはやりたくてやっていたわけじゃないです。

それを下手だの見込み違いだの。

ちょっとバカにしすぎではありませんか?」


どうした、天使様!!

オレを庇うって。
やっぱり絶対に何かあたったんだろうな。

おかしすぎる。
ありえない。

だって、天使様なら「そのとおり。コイツに才能を求めるほうが間違っている」と切り捨てごめんってなかんじのほうがお似合いだ。
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