聖男子マリア様!? 聖なる騎士と天の歌姫
「百瀬に下見に来たのはおまえのためだ。少し、ここの瘴気になれる必要があると思ったのだ」
「瘴気って……」
やべぇ。
思い出したくない。
瘴気って気持ち悪くなるんだよな。
吐きそうになる。
っていうか、もう満たされてるの?
そう思った途端、微かに異臭が漂って、オレは思わず口元を押さえた。
軽く気持ち悪くなる程度だけど、いいもんじゃない。
つーか、この学校相当ヤバいじゃん!!
「明日からは吐くなよ」
そう言ってミカエル様は踵を返した。
下見終了。
でいいのかどうか微妙だけど。
明日から吐かずにオレ、やっていけるの?
微妙。