聖男子マリア様!? 聖なる騎士と天の歌姫
あんまり神々しくて、思わずうっとり。
なーんてしてる場合じゃねぇよ、オレ!!
『うおぉぉぉぉぉぉぉぉんっっっ!!』
背後で嫌な気配を感じ。
振り返るとそこに。
「まぢ?」
いらっしゃる、狩人さん。
「マリア君、ごめん!! ちょっと相手してて。その間にラッパ隊やっちゃうから!!」
白衣様がそう言って手を合わせた。
ウソだろウソだろウソだろウソだろー!!
こうなりゃ、アレだ!!
リミット解除した天使様に……
天使様のほうへ視線を走らせると。
残念です。
ほんとに残念です。
すでにサタナキアと戦闘中で、こっちには目もくれません。
ちらっとこっちを見たと思ったら。
『なんとかしろ!!』
と口パクされた。
あー。
最悪。
オレ、ほんとにいっつもこう。
ツイてねー。
ぜってーツイてねーし。