聖男子マリア様!? 聖なる騎士と天の歌姫

「じゃ、この羽根あげますから。武器になるもの考えてください」


と言ってガブリエル様は先生に自分の羽根を一枚抜き取って手渡した。


「ボクはミカちゃんの応援回りますから。みんな、頑張ってね」


にっこりと去っていこうとしたガブリエル様が、またしても。

またしても、ものすっごく悪い笑顔を浮かべておっしゃった。


「遠山義範氏。武器にチョークなんて。そんな楽しいことしないでくださいねー♪」


つーか、明らかに『そうしてくれ』と言ってやしませんかね?


「あかんわ……あの人、悪魔より悪やわ」


という隼人の言葉が届いたか、届かないかは……神のみぞ知るということで。



オレ達3人が大きなため息をついたのは言うまでもない。
< 314 / 400 >

この作品をシェア

pagetop