聖男子マリア様!? 聖なる騎士と天の歌姫
キミが好き!!
「今日まで本当にお世話になりました」
最後の居残りを終えたオレ。
先生に一応きちんとご挨拶。
深々ときっちり頭を下げますよ。
いっぱいチョーク投げられて、いろいろ大変な目に合わされて。
これっていじめかよって思いつつ。
それでも温かく見守ってくれた先生にオレはすごく感謝してます。
たぶん、この学園での生活。
先生がいなかったら難しかった気がする。
勉強の面でも、精神的な面でも。
オレはだいぶ、この人に支えらてきたと思う。
「向こうでも頑張れよ。勉強も悪魔退治も」
そう言う先生にオレは大きく頷いて部屋を後にした。
本当は先生ともゆっくり話をしたかったけど。
話せばきっと泣けてきそうだったからやめといた。
いつかまたオレが一回りも二回りもデカイ男になって。
先生と同じ土俵に立てるときが来たときに、ゆっくり話をするのも悪くないかななんて。
そのときは、一緒に酒なんか飲めたらもっといいかなって。
ちらっと頭に掠めたけどさ。