聖男子マリア様!? 聖なる騎士と天の歌姫
「なにか知っとるの、おまえ?」
尋ねるオレに隼人は「知っとるもなんもないわ」と返した。
「それ、あれやで。『私、結婚してる』ってことやで」
「はぁ!?」
待て待て待て待て待て待てぃっっっ!!
おまえは今『結婚』って言ったのか?
『結婚』って『夫婦』ってことだよな?
つーか、誰かの奥さんってこと?
「そうや。相手はおまえの思っとるとおり、遠山せんせ」
だーっっっ!!
まぢでまぢでまぢでまぢでー!!
落ちつけよ、落ちつけ。
これは何かの夢だ。
オレは夢を見てるんだ。
そうだ。
こんなこと、現実であるわけがない。
もう一度目を閉じて開けばきっと夢だって気付くに違いない。
よし、目をつぶろう。
「そうそう。あとね、ワコちゃん。おまえがブログもっとるの、しっとったよ」
「いーーーーーっっっっ!!」
なんやねんなんやねんなんやねん!!
これはなんの罰ゲーム?