聖男子マリア様!? 聖なる騎士と天の歌姫
「いいんじゃない? あなた、名前負けしてないから。」
美人女子。
いいんですか、そんなあっさりで?
いや、もう何も言うの止めよう。
彼女の目にもハートがチラついてる。
こりゃ、ダメだ。
そのとき、またしてもノックの音がした。
「2-A担任、遠山義範です。」
大人の男の声だ。
おっさんじゃない。
って、2-Aってオレとミカエル様が入るクラスだよな。
ってことはこれからお世話になる先生ってことだな。
「お入りなさい。」
「失礼します。」