王子様はイジワル転校生!
全ての神経がそこだけに集中する…。


温かくて…大きくて…。


でも、手が汗ばんできたらどうしよう…。



「……お前、今度いつ暇?」


「え?」



顔を上げると、工藤君はフッっと笑った。



「飯もだけど、今度どっか行こうぜ」


「あ、ぅ・うん…」



私っ…!!ど・どんな顔、してるんだろ…。顔、凄く熱いよーー!!



「…あっ!」



でも、土、日はびっしり撮影だ。



「どうした」



工藤君が覗き込んで聞いてきた。


ここで全部、工藤君に話せば…!!


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