王子様はイジワル転校生!
「……何…?」


「ん?何でもなーい」



首を傾げた朱里にニコニコ笑って言うと、私の肩を揺らしながら、何よ〜!と聞いてきた。



「目がキラキラ、ワクワクしてる」


「だって、試合は初めて見るし……あーでも、何か緊張してきた…」



顔を赤くしながら、胸に手を当てる朱里。


そんな、朱里に私はここに来る前に寄ったコンビニ袋から紅茶を取り出し渡した。



「あ、ありがと!そういえばメールした?」


「えっ?何のメール…?」


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