王子様はイジワル転校生!
なぜ、マネージャーを入れないのか…


それは、謎だけど工藤君のゴールポスト以降、大きなチャンスはまだない…。


そして、もう少しで前半終了ってその時―――



対戦校の蹴ったボールがミスなのか誰も居ない私達の方へコロコロ転がってきた…。


そのボールをボーッと見ていたら、駆け足で走り込んできてポンッと前方にパスした足。




「……おい…口、開いてるぞ」


「あっ……」



早っ!と思って見上げると工藤君で、慌てて口元を覆うと、ピーー!!と前半終了を告げるホイッスルが鳴った。



な・なんてタイミング…。



チラッと工藤君を見るとフッと笑っていた。


< 197 / 352 >

この作品をシェア

pagetop