王子様はイジワル転校生!
「あっ!!」
でも、工藤君が放ったシュートはキーパーの咄嗟の反応で弾かれてしまった。
そのボールを左足でゴールに収めた霧島君。
うわー!!と、歓声と拍手が起こる中、やったー!!と朱里がニコニコ笑顔で抱きついてきた。
「やったねっ!!1点だよ!」
「うん!やったね」
でも、素直に喜べない…。
点を入れた霧島君は、キャプテンや他のメンバーに頭を撫でられて凄く嬉しそうだけど、工藤君は……
悔しんだろうな…。
11と書かれた背中がそう言っている…。
霧島君の肩をポンッと叩き、センターラインに戻る工藤君の目はやっぱり鋭いままだった…。
でも、工藤君が放ったシュートはキーパーの咄嗟の反応で弾かれてしまった。
そのボールを左足でゴールに収めた霧島君。
うわー!!と、歓声と拍手が起こる中、やったー!!と朱里がニコニコ笑顔で抱きついてきた。
「やったねっ!!1点だよ!」
「うん!やったね」
でも、素直に喜べない…。
点を入れた霧島君は、キャプテンや他のメンバーに頭を撫でられて凄く嬉しそうだけど、工藤君は……
悔しんだろうな…。
11と書かれた背中がそう言っている…。
霧島君の肩をポンッと叩き、センターラインに戻る工藤君の目はやっぱり鋭いままだった…。